東京の4ピースロックバンドPygmy I’m cricketの3rd EPがtomoranからリリース。90's EMOルーツとするエモギターロックバンド。前作から4年の歳月を経て産まれた今作はかつての作品群より「歌」に重きを置いた作品となっている。
[ソングリスト]
1. swim
2.mifune MV : youtu.be/bEnLGxXk_MI
3.ナイン
4.灰のゆりかごと金の砂
5.ランド
6.GHOST DOG
[レーベルインフォ]
2018年東京都にて結成。これまでにEPを2タイトル、スプリット作品を1作品リリース。
エモ、ポストロックをルーツとするインディロックバンド。音の重なり、響きが美しいギターサウンドが特徴。
favorite : bed、CARD、Climb the mind、Hello Hawk、LOSTAGE、Penfold、Death Cab for Cutie etc…
前作「this morning e.p.」から4年の歳月を経て産まれた今作は
かつての作品群より「歌」に重きを置いた作品。
2018年の結成以来、本人たちのルーツである、90’s emoやポストロックのニュアンスを
いかにギターロックとしてアウトプットするかという焦点は本作でさらに磨きがかかったように思える。
ボーカル、森の歌声はどこまでも繊細であり、メロディーラインをより際立たせ、Gt齊藤から練り出されるギターフレーズは聴く耳に自然と入り込んでは、楽曲の表情を色づける。
尚且つ、Ba大庭とDr中平からによるリズム隊はその隙間を埋めるようなフレージング、曲展開の見せ方は確実に彼らのバンドアンサンブルを象徴する物であり、
サウンドの面に関してもそのバンドアンサンブルに溶け込むような音響効果を用いて耳触りのよい仕上がりとなった今作。
レコーディングエンジニアには島田智朗氏を迎え、長年の付き合いからなる彼らと一体化した音の佇まいは本作品で確固たる物になったと感じられる。
特にM2のリードトラックmifuneはまさしくその象徴といえる曲ではないだろうか。
盟友、せだいの主宰レーベル「tomoran」からリリースされた今作。
新たなPygmy I'm cricketを是非手にとって味わって欲しい。