2025/01/23 23:31


我が子が家に来てからそろそろ一週間が経つ。

出産後は地獄が待っていると言い聞かされてたその地獄のスタートが切って落とされた。

鳴く、ミルク、鳴く、ミルク、眠る、鳴くをひたすら繰り返す我が子。それに翻弄されながら世話をする嫁、時々自分。

日に日に嫁の目のクマが大きくなるのを見て、なんとかしてあげたいが何もできない不甲斐ない自分を悔やみながら、こたつで寝入る嫁の隣でこの文章を打っている。

妹から出産祝いで買ってもらったくまのプーさんのメリーがある。プーさん、ティガー、ピグレットの3匹が吊されてそれが音楽が鳴りながら赤ちゃんの頭上で回るオモチャだ。

そのおもちゃを、見つめて喜ぶ我が子を見てみたいが、産まれたばかりではまだ視界がぼやけているらしく、吊るされてるものの判別がつかないらしい。

なので、今は我が子のいる寝室ではなく、リビングの隅に置いてあるのだが、その吊された3匹が出番がないまま吊されている状況に悲哀を感じてしまう。我が子が鳴いていない時は夜の静けさがより強く感じられる。飼い猫のニニも我が子の近くでスフィンクス座りして監視し続けている。ニニも最初は我が子の鳴き声に驚いていたが、今は少しずつ慣れてきた様子である。我が子のお姉さんになった気でもいるのだろうか。そう思うと微笑ましい。そして悲しげに吊るされる100エーカーの森の3匹